看護師なう

看護用語集

看護師の日々のお仕事に関連した用語をまとめました。最新の医療業界に関する新しい単語や用語についてもご用意しています!
職場での会話や、求職活動時の面接などでの話題作りに役立つ知識が満載です。看護学生の方も勉強に役立ててくださいね★

看護用語集

あ行の看護用語を確認する
IM | 曖気 | アイテル | IV | アウス | 悪液質 | 明け | アストマ | アーチファクト | アテレク | アトピー咳嗽 | アドミッション | アナムネーゼ | アニソコリア | アフタ | アヘン | アヘンチンキ | アポる | アレスト | RI | アルコール消毒 | アンギオ | アンビューバック | アンプル | アンプルカット | 胃カメラ | 一次救急 | 胃泡 | 入り | インシデント | 陰洗 | イン・フォームド・コンセント | 埋め込み式IVHポート | ウロ | エアー針 | エイズ | エコー | エッセン | ADL | エピ | エビデンス | MRI | エント | 嘔気 | 嘔吐 | オキシベント | 悪心 | 悪寒 | 悪寒戦慄 | OTC | オーベン | オペ | オンコール


か行の看護用語を確認する
改正薬事法 | 看護補助者 | 看護師職位 | カイザー | ガストロチューブ | ガストログラフィン | カーデックス | カテーテル | カテーテルチップシリンジ | カテラン針 | 下部消化管 | かぶる | カルシウムパラドックス | | ガンマカメラ | 起坐位 | 起座呼吸 | 季肋部 | 義肢装具士 | 企業看護師 | 気管切開 | 局所(局部)麻酔 | 筋肉注射 | クランケ | クリティカル器具 | クランケ | クリーンベンチ | クリニカルパス | 喰う | クベース | クロステーブル | 経口摂取 | 経腸栄養剤 | 経管栄養法 | 経鼻栄養法 | 経鼻カテーカル | 経皮 | ゲージ | ケモ | 抗原 | 抗体 | 高度先進医療 | 誤嚥 | 国民医療費 | 骨条件 | コメディカル | コラテラル | コンタミ


さ行の看護用語を確認する
サイレントアスピレーション | サクションチューブ | サチュレーション | サマリー | 残渣 | サクション | サジ | サブデュラ | 三方活栓 | シグモイド | 自己抜去 | 事故抜去 | シュワンゲル | 消化態栄養剤 | 上部消化管 | 徐脈 | 人工鼻 | シリンジ | 浸潤 | 振戦 | シンチグラム | 浸透圧比 | シンチグラフィー | スカウト | スカワイ | ストマックチューブ | スパイナル針 | スポルディングの器具分類 | スリーエー | スループット | 生検 | 生理的食塩水 | 咳喘息 | セミクリティカル器具 | セミファーラー位 | 挿管


た行の看護用語を確認する
体位ドレナージ | 体位変換 | ダイエタリーファイバー | ダイエット | ダイエティシャン | 耐性 | タイム・フリー | ダウンズシンドローム | タキカーディア | ダクト | ターゲス | ターゲット | タッピング | タップ | ターナーズシンドローム | ダブルチェック | ダブルルーメン | タブレット | ターミナル | ターミナルケア | ターミネーション | タラソテラピー | 弾性ストッキング | ダンピングシンドローム | 胆汁 | タンポナーデ | タンポン | ダンポウ | チアノーゼ | 致死量 |チュアブル錠 | 中心静脈圧 | 虫垂炎 | 直腸診 | ツッカー | ツベルクリン反応 | 剃毛 | DM | ディスポ | ディメンツ | 摘便 | デルマ | 頭蓋内圧 | 瞳孔反応 | 橈骨動脈 | 吐血 | 床ずれ | トラキベント | 呑気症 | ドレナージ排液法 | 頓服 | トンボ


な行の看護用語を確認する
ナースセンター | ナチュラル・コース | 流す | 二次救急 | 抜く | ネーベン | ノンクリティカル器具


は行の看護用語を確認する
バイオプシー | 徘徊 | 敗血症 | バイタルサイン | 麦粒腫 | バッカル錠 | 白血球 | 抜管 | パルスオキシメーター | 皮下埋込式リザーバ | 皮下注射 | PICC | PT | BBT | ファーラー位 | 風疹 | フォーカスチャーティング | フォーリーラブカテーテル | 副作用 | プラセボ | フラッシュ | プンク | 吻合 | ペグ | ヘパリン | 房室ブロック | 放射線療法 | ボディメカニクス


ま行の看護用語を確認する
マクロアグリゲート | マイクロアグリゲート | 埋伏歯 | まだらボケ | マッキントッシュ | 満月様顔貌 | 満床 | マンシェット | マンマ | マーカー | マーキング | マーゲン | マーゲンゾンデ | ミエログラフィー | ミニトラック | 味覚障害 | ミルキング | 脈圧 | 脈拍 | 眠剤 | 無影灯 | 無気肺 | 無呼吸 | ムンテラ | メイラード反応 | メディカルコントロール | メニエール病 | メンタルヘルス | 申し送り | 沐浴 | 持ち患 | モニター | モルヒネ


や行の看護用語を確認する
薬疹 | 夜盲症 | 夕暮れ症候群 | 輸液 | 予後 | 溶血 | 腰椎穿刺


ら行の看護用語を確認する
ラウンド | ラド | ラプチャー | 離床 | リーク | 離脱 | ルンゲ | レセプト | レベル | レート


わ行の看護用語を確認する
ワイセ | ワンショット


アルファベットの看護用語を確認する
abd | AD | AX-P | ~blastoma | CPA | DC | DM | ~ectomy | ENT | Hp. | HT | IVH | NBC災害 | n.p. | Ns. | p/o | Pt. | QQ | ~R | Rp. | S | SCC | susp | ~T | Tbc | th. | ~tis | w.n.l.


あ行の看護用語

IM | 曖気 | アイテル | IV | アウス | 悪液質 | 明け | アストマ | アーチファクト | アテレク | アトピー咳嗽 | アドミッション | アナムネーゼ | アニソコリア | アフタ | アヘン | アヘンチンキ | アポる | アレスト | RI | アルコール消毒 | アンギオ | アンビューバック | アンプル | アンプルカット | 胃カメラ | 一次救急 | 胃泡 | 入り | インシデント | 陰洗 | イン・フォームド・コンセント | 埋め込み式IVHポート | ウロ | エアー針 | エイズ | エコー | エッセン | ADL | エピ | エビデンス | MRI | エント | 嘔気 | 嘔吐 | オキシベント | 悪心 | 悪寒 | 悪寒戦慄 | OTC | オーベン | オペ | オンコール


圧迫骨折 | あっぱくこっせつ

弱い外力で起こる骨粗鬆症による骨折や病的要因で起こる骨折、強い外力で起こる骨折などがある。

IM | あいえむ

筋肉注射のこと

曖気 | あいき

げっぷのこと。おくびともいいます。

アイテル | あいてる

褥瘡や創などからの排膿

IV | あいぶい

静脈注射のこと。

アウス | あうす

人工妊娠中絶

悪液質 | あくえきしつ

癌などによる全身の衰弱状態。特に末期にみられる。食欲不振、るいそう、皮膚の乾燥や弛緩、眼窩や頬の凹みなどの症状が見られる。

明け | あけ

夜勤が終了する事

アストマ | あすとま

喘息

アーチファクト | あーちふぁくと

人工産物ノイズなど。心電図や超音波検査、MRIなどの時に、誤った反応が起こり、正確なデータの分析が困難になる。心電図では、筋電図や基線の動揺がある。

アテレク | あてれく

肺の一部に空気が入らない状態

アトピー咳嗽 | あとぴーがいそう

喘息発作を起こさないがいつまでも咳が続く病気。咳喘息との違いは喘息の代表的な治療薬である気管支拡張剤の効果が不良なこと。

アドミッション | あどみっしょん

入院

アナムネーゼ | あなむねーぜ

ドイツ語で既往歴のこと。入院時にアナムネ(アナムネーゼの略)をとるケースが多い。主な内容は患者の主な訴え、家族歴、病気や入院の既往、嗜好、日常生活に関する情報(睡眠時間、排泄の状況、食事に関することなど)、内服薬の有無や種類など様々です。

アニソコリア | あにそこりあ

瞳孔不同(左右の瞳の大きさが異なる)

アフタ | あふた

口内炎

アヘン | あへん

麻薬の一種、モルヒネ、コデイン、ノスカピン、パパベリンなどの成分が含まれる。鎮痛剤、鎮咳剤、催眠剤などに使用される。

アヘンチンキ | あへんちんき

麻薬、鎮痛剤鎮咳剤下痢止めなどに使用される。

アポる | あぽる

脳卒中で倒れる事。

アレスト | あれすと

心停止、モニター心電図が一直線になっている状態。

RI | あーるあい

ラジオアイソトープの略放射性同位元素

アルコール消毒 | あるこーるしょうどく

消毒用のアルコールで消毒すること。一般的に知られているのが注射をする前の皮膚の消毒で、酒精綿(アルコールを脱脂綿に含ませたもの)などで消毒する。消毒用のアルコールでよく使われている製品には、消毒用エタノールや消毒用イソプロパノールなどがあります。

アンギオ | あんぎお

血管造影

アンビューバック | あんびゅーばっく

手動式人工呼吸器の商品名。肺に手動で空気を送り込む為の医療機器。緊急時の呼吸停止や人工呼吸器が使用できない時などに使用する。

アンプル | あんぷる

注射用薬剤の入れ物。ガラス瓶状のもの。

アンプルカット | あんぷるかっと

アンプルをカットして、注射器で中の薬液を吸い出す事


胃カメラ | いかめら

上部消化管の内視鏡。ファイバースコープ

一次救急 | いちじきゅうきゅう

初期救急病気や怪我などの程度が比較的軽い状態で、外来で対応でき、入院や手術の必要がない救急医療 。

胃泡 | いほう

胃の上部(胃底部)に溜まった空気のこと。物をのみ込む時に空気も一緒に胃の中に入るため、胃の上部に空気が溜まっている。立位の胸や腹部のレントゲン撮影などで黒く写しだされる。

入り | いり

深夜勤務に入る事 日勤勤務後、一旦家に帰り、同じ夜、再び夜勤として勤務する事。

インシデント | いんしでんと

メディカルインシデント医療事故が起きる前の事例一歩間違ったら重大な事故(患者さんの生命の危機)につながる。事例患者さんに悪影響を及ぼしかねない医療行為

陰洗 | いんせん

陰部洗浄の略寝たきりの患者や術後自分では出来ない患者に対して看護婦が陰部の洗浄を行う

イン・フォームド・コンセント | いんふぉーむどこんせんと

「説明と同意」患者自身が自らの疾患・治療方針を理解し、医師と対等の立場で話し合い、納得した上で今後の治療にあたる事


埋め込み式IVHポート | うめこみしきあいぶいえいちぽーと

皮下埋め込み式中心静脈栄養ポート 長期間の栄養補給や化学療法などが必要な時に使用されます。在宅での使用が多くなってきています。鎖骨下静脈や頸静脈などから挿入した中心静脈カテーテルの先に取り付けます。ポートは皮下に埋め込まれるため感染や事故抜去などのリスクが低くなります。参照⇒皮下埋め込み式中心静脈栄養

ウロ | うろ

[英]urologyから泌尿器科の事

エアー針 | えあーしん

空気針輸液瓶など硬い素材の容器で点滴をする場合、容器内の圧を外気圧と同じにする必要があります。圧が外気圧より小さいと輸液が落下しなくなります。エアー針を刺して空気を通すことにより、圧が一定になります。最近はソフトバッグが増えてエアー針の使用が減少しています。

エイズ | えいず

AIDS:後天性免疫不全症候群

エコー | えこー

超音波

エッセン | えっせん

食事の事。ドイツ語で隠語的に用いられる

ADL | えーでぃーえる

日常生活動作看護婦は絶えず患者のADLの維持・向上につとめ、各個人に応じた援助を行っていく

エピ | えぴ

硬膜外麻酔

エビデンス | えびでんす

根拠証拠科学的根拠裏付け。例:治療を決める時の根拠。確かな事例や研究がなされて結果が認められた治療を「エビデンスに基づく治療」という。

MRI | えむあーるあい

核磁気共鳴画像法のこと。その名のとおり核磁気共鳴を利用して体内の情報を画像化すること。放射線や造影剤を一切使用しない

エント | えんと

entlassen。退院の略語。業界用語


嘔気 | おうき

はき気

嘔吐 | おうと

胃の内容物を排出すること。はくこと

オキシベント | おきしべんと

気管切開用人工鼻のギベック/トラキベント(商品名)に取り付ける付属品。酸素を流すときに使用する。気管内チューブから酸素を吸入するときに、チューブの先端にオキシベントを取り付けて酸素を流す。人工鼻につけて酸素を流す専用チューブ※酸素ポートが付いている人工鼻が多くなっています。

悪心 | おしん

はき気。ムカムカ感

悪寒 | おかん

熱が上がる前のぞくぞくした感じ、寒気

悪寒戦慄 | おかんせんりつ

寒気と震え(寒さによる震え)急に熱が上がるときにみられます。高熱時にみられる時が多い。

OTC | おーてぃーしー

医師の処方箋が無くても買える市販薬のこと。

オーベン | おーべん

指導医上司。ドイツ語からきている

オペ | おぺ

手術の事。オペレーションの略

オンコール | おんこーる

呼び出し。手術室や検査室から患者の呼び出しがかかる事。開始時間不定の場合


か行の看護用語

改正薬事法 | 看護補助者 | 看護師職位 | カイザー | ガストロチューブ | ガストログラフィン | カーデックス | カテーテル | カテーテルチップシリンジ | カテラン針 | 下部消化管 | かぶる | カルシウムパラドックス | | ガンマカメラ | 起坐位 | 起座呼吸 | 季肋部 | 義肢装具士 | 企業看護師 | 気管切開 | 局所(局部)麻酔 | 筋肉注射 | クランケ | クリティカル器具 | クランケ | クリーンベンチ | クリニカルパス | 喰う | クベース | クロステーブル | 経口摂取 | 経腸栄養剤 | 経管栄養法 | 経鼻栄養法 | 経鼻カテーカル | 経皮 | ゲージ | ケモ | 抗原 | 抗体 | 高度先進医療 | 誤嚥 | 国民医療費 |
骨条件 | コメディカル | コラテラル | コンタミ


改正薬事法 | かいせいやくじほう

薬事法は、医薬品や化粧品、医療機器の品質や有効性、安全性の確保に必要な規制を行なうため昭和35年に施行されました。これ以降、薬事法関連の規制改革によって平成14年に医療機器の認証制度を中心に大幅に改正され、平成18年には医薬品販売の規制緩和を目的とした改正が行なわれました。

看護補助者 | かんごほじょしゃ

看護補助者には、看護助手・病棟事務員等、様々なタイプや呼称がありますが、一般的には看護師の指示のもと看護業務を補助する人達を指します。看護師がその専門性を発揮し、業務に専念するためには、看護師を補佐する者が必要不可欠で、看護師と看護補助者がチームを組むことにより良質なケアを提供することができます。したがって、看護補助者は、看護不足を補うものでなく、看護チームの構成メンバーとして重要な役割と責任を担っているといえます。

看護師職位 | かいごししょくい

一般企業に職位というものがあるように、看護師にも職位はあります。看護師についても2002年の法改正に伴い、これまで法律の題名が「保健婦助産婦看護婦法」であったものが「保健師助産師看護師法」と改正されたことにより、それまで女性を看護婦、男性を看護士と呼んでいましたが、以降は男女に関わりなく、看護師として規定されるようになりました。これにより、看護婦長が、看護師長や看護係長、総婦長が、総看護師長や看護部長というように、職位についても名称の変更が行なわれています。

カイザー | かいざー

帝王切開(ドイツ語kaiserschnittの略)

ガストロチューブ | がすとろちゅーぶ

胃管。他にも ST(ストマックチューブ・英語)や、マーゲンゾンデ(ドイツ語) などと呼ばれることもある

ガストログラフィン | がすとろぐらふぃん

消化管用のヨード造影剤。消化管穿孔が疑われるとき、バリウムは腹腔内に漏出すると危険なため、このようなヨード剤を用いる。(Gastrografin)

カーデックス | かーでっくす

患者情報が一覧できる様に、記録用紙をはめ込んだり取り外しが容易に出来るビジブルブックに、まとめたもの。

カテーテル | かてーてる

医療用の管、チューブのこと

カテーテルチップシリンジ | かてーてるちっぷしりんじ

先が円錐形になっているシリンジ(注射器)の一種。栄養チューブなどに接続して栄養剤や薬剤などを注入したり、胃液などを吸引したりする時に使用。

カテラン針 | かてらん

膝や肘などの関節腔内、心腔内、局所麻酔(硬膜外麻酔、脊椎麻酔) など体の深部に注射する時に使用されます。皮下や筋肉、血管などに使用されている注射針より長い針。☆脂肪の多い方で筋肉内の注射をする時に使用される場合も。

下部消化管 | かぶしょうかかん

小腸(空腸、回腸)、大腸(虫垂、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S字状結腸、直腸、肛門管)

かぶる | かぶる

X線やそれ以外の可視光などによって、不用意にフィルムが感光してしまうこと。(フィルムはかぶらせないように注意しましょう!!)

カルシウムパラドックス | かるしうむぱらどっくす

肺の一部に空気が入らない状態

癌 | がん

癌は医療用語でKと表しますが、これはドイツ語でKREBSと標記するため、このスペルから省略されてこのようにいわれる、過去約30年間にわたり、日本人の死因のトップであり続けた、生活習慣病です。体細胞の一部が何らかの影響で、突然変異を起こし発生し、腫瘍化していきます。特に癌と呼ばれるのは悪性腫瘍で、周囲の正常な細胞まで攻撃し同じ悪性腫瘍と化していきます。この悪性腫瘍は大きく分けて2種類あり、癌腫・肉腫の二種類で、さらに発生した場所によって名前が変ってきます。

ガンマカメラ | がんまかめら

口内炎(ganma camera)


起坐位 | きざい

ほぼ90度の坐位。

起座呼吸 | きざこきゅう

坐った状態で呼吸をすること。上体を起こさないと呼吸が困難な時の姿勢。気管支喘息や心臓疾患などにとる姿勢

季肋部 | きろくぶ

上腹部で肋骨に近い部分

義肢装具士 | ぎしそうぐし

義肢装具士とは、不慮の事故や病気などで手足を失った人のために人工の手足を製作したり、ギプスやコルセットを製作する人のこと。昭和63年に施行された義肢装具士法に基づく医療専門職です。この法律では義肢装具とは身体に装着して機能の代替・補完する器具器械と定義され、体内に埋め込まれる人工骨や人工関節は含まれません。

企業看護師 | きぎょうかんごし

企業看護師とは、企業の医務室や健康管理室に従事する看護師の事で、産業医と連携しながら職員の健康診断の準備や実施、データの処理、保健指導が主な仕事です。また職場のメンタルヘルス不調者の心理的サポートや、休職者の復職に向けての面談や調整などの役割も果たします。

気管切開 | きかんせっかい

喉頭浮腫などにより気管内挿管が行えない場合や、長期の呼吸管理が必要な場合等に、直接喉を切開して気管を露出させること。気切をしている患者さんは、専用の器具を用いない限り発声することができない。

局所(局部)麻酔 | きょくしょ(きょくぶ)ますい

皮膚表面の局麻ではキシロカイン等の薬剤がよく用いられる。

筋肉注射 | きんにくちゅうしゃ

胃透視の前処置としての副交感神経阻害薬(ブスコパン等)の投与は筋注で行われる。


クランケ | くらんけ

患者さんのこと。Kranke(ドイツ語)

クリティカル器具 | くりてぃかるきぐ

感染させる確率が最も高い医療機器。血管内や組織内に挿入される器具。例:針、手術用器具、心カテーテル、体内に留置する器具(バルンカテーテルなど)参照 ⇒ セミクリティカル  ノンクリティカル

クランケ | くらんけ

患者さんのこと。Kranke(ドイツ語)

クリーンベンチ | くりーんべんち

無菌調剤室 クリーンルーム。高カロリー輸液などの調剤を実施するときには、感染防止の為に無菌室などで調剤することが理想。

クリニカルパス | くりにかるぱす

クリニカルパスウェイ(clinical pathway)の略。主に入院患者さんの入院から退院までの治療や検査、投薬などが記された計画表。

喰う | くう

X線吸収が大きいということ。(例)「腹部は胸部よりも条件を喰う。」

クベース | くべーす

保育器(フランス語couveuse)新生児では体温の低下を防ぐために、クベースに入れたまま撮影することもある。

クロステーブル | くろすてーぶる

(cross-table view) 仰(伏)臥位側面撮影(寝台(テーブル)をX線が横切るような方向のため、こう呼ばれる)


経口摂取 | けいこうせっしゅ

口から飲食すること 薬剤などを口から与えることを経口投与

経腸栄養剤 | けいちょうえいようざい

経腸栄養法(経鼻栄養法、胃瘻・空腸瘻栄養法など)で注入される栄養剤。自然食品流動食、半消化態栄養剤、消化態栄養剤、成分栄養剤などがあります。

経管栄養法 | けいかんえいようほう

管(チューブやカテーテルなど)を介して、栄養や水分などを補給する方法。経口摂取が長時間出来ない場合や、栄養が不十分な場合に実施されます。 腸を通さず太い静脈から栄養を補給する方法を中心静脈栄養法といいます。

経鼻栄養法 | けいびえいようほう

胃や十二指腸の中まで挿入した管から、栄養剤(流動食など)を注入して栄養や水分を補給する方法。

経鼻カテーカル | けいびかてーてる

鼻から胃内などへ挿入する管。 ☆他にも、経鼻栄養チューブ、ストマックチューブ(ST)、マーゲンゾンデ、ガストロチューブ などの呼び方があります

経皮 | けいひ

「皮膚を通しての」意味

ゲージ | げーじ

注射針の太さを表す単位。数字が大きくなるほど太さは細くなるので注意。gauge、単にG.とも略される。(例)18G.

ケモ | けも

化学療法(chemotherapyの略)化学療法中の患者さんは、その副作用によってかなりナーバスになっていることが多いので、その心情をよくわきまえて応対することが大切である。


抗原 | こうげん

はき気

抗体 | こうたい

抗原と特異的に反応する免疫グロブリンの総称

高度先進医療 | こうどせんしんいりょう

高度先進医療とは、国民の安全性を確保し、患者負担の増大防止、国民の選択肢拡大、利便性向上などの観点から、厚生労働省が特に将来性があると判断した先進技術について、保険診療との併用を認める制度です。平成18年の「健康保険法の一部を改正する法律」において「先進医療」へと名称が変わりました。

誤嚥 | ごえん

誤嚥とは、本来は食道を通って胃の中に入らなければならないものが、誤って気管内に入ることです。

国民医療費 | こくみんいりょうひ

国民医療費とは医療機関などにおける、保険診療の対象となり得る傷病の治療に要する費用を、年度ごとに推計したものです。国民医療費に含まれるのは、病院・診療所・歯科診療所による診療費や入院費の他、老人保健施設療養費や薬局での調剤費、健康保険が適用される鍼灸治療費などです。ただし、医療費の範囲は傷病に限られるため、正常な妊娠や分娩、健康の維持・促進を目的とした健康診断・予防接種などの費用は含みません。また、患者が負担する入院時室料差額分、歯科差額分などの費用も計上されません。

骨条件 | こつじょうけん

CTなどで、フィルタ関数やウィンドウ幅・ウィンドウレベルを調整して、骨が最もよく見えるような画像にすること。また、その画像。「肺野条件」や「縦隔条件」なども使い方は同じ。

コメディカル | こめでぃかる

医師や歯科医師以外の医療従事者。 看護師、保健師、助産師、管理栄養士、薬剤師、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、診療放射線技師など

コラテラル | こらてらる

側副血行路(collateral)。何らかの原因で血流が妨げられた部位において、その先への血流を確保しようとして出来たバイパス路のこと。

コンタミ | こんたみ

汚染(contaminationの略)主に非密封RIの汚染を指すが、テレコバルトにおける「漏洩」の意として使われることもある。


さ行の看護用語

サイレントアスピレーション | サクションチューブ | サチュレーション | サマリー | 残渣 | サクション | サジ | サブデュラ | 三方活栓 | シグモイド | 自己抜去 | 事故抜去 | シュワンゲル | 消化態栄養剤 | 上部消化管 | 徐脈 | 人工鼻 | シリンジ | 浸潤 | 振戦 | シンチグラム | 浸透圧比 | シンチグラフィー | スカウト | スカワイ | ストマックチューブ | スパイナル針 | スポルディングの器具分類 | スリーエー | スループット | 生検 | 生理的食塩水 | 咳喘息 | セミクリティカル器具 | セミファーラー位 | 挿管


サイレントアスピレーション | さいれんとあすぴれーしょん

不顕性誤嚥。むせることなく誤嚥してしまうこと。知らず知らずのうちに気管内に異物が入ってしまうことで、特に高齢者に多く、肺炎(誤嚥性肺炎)の原因になる。

サクションチューブ | さんくしょんちゅーぶ

吸引用の管。痰などの吸引や手術時の排液などに使用します。

サチュレーション | さちゅれーしょん

動脈血酸素飽和度 SaO2  動脈血を採血して測定 又はパルスオキシメーターで測定 血中酸素濃度の正常値96%~100% 酸素濃度が90%を切ってしまうと、かなり危険な状態 血中酸素濃度が70%台になると、人工呼吸が必要

サマリー | さまりー

残りかす、 食物残渣。

残渣 | ざんさ

吸引

サクション | さんくしょんちゅーぶ

消化管用のヨード造影剤(suction)。消化管穿孔が疑われるとき、バリウムは腹腔内に漏出すると危険なため、このようなヨード剤を用いる。

サジ | さじ

矢状断(sagittal viewの略)

サブデュラ | さぶでゅら

硬膜下出血(subdural hemorrhage)または硬膜下血腫(subdural hematoma)X線CT上、三日月状の高吸収値を示す。単に「硬膜下」という意味で使われることもある。

三方活栓 | さんぽうかっせん

点滴のルートを通じて他の薬剤を投与する際などに用いる、T字形や十字形をした器具のこと。


シグモイド | しぐもいど

①sigmoid(sigmoid colonの略)S状結腸②フィルムの特性曲線や、放射線生物学の線量-効果曲線など、グラフがS字を描くこと。

自己抜去 | じこばっきょ

自分で管などを抜いてしまうこと

事故抜去 | じこばっきょ

自分や他者が抜いたり、固定がしっかりしていないなど自然に抜けたりすること

シュワンゲル | しゅわんげる

妊娠(状態)(ドイツ語schwanger)

消化態栄養剤 | しょうかたいえいようざい

経腸栄養剤。人工濃厚流動食の一つ

上部消化管 | じょうぶしょうかかん

食道、胃、十二指腸 のことです。

徐脈 | じょみゃく

脈拍が50以下。又は30~40以下

人工鼻 | じんこうばな

eat and Moisture Exchanger(HME)。気道の乾燥を防ぐために使用されます。呼気時に得た水分と熱を、吸気時に放出して湿熱交換を行う医療機器。気管内挿管時は気管内チューブの先に、気管切開時は気管カニューレ(気管切開チューブ)の先に取り付けます。トラキベントとも呼んでいます。商品名例:ギベック/トラキベント(トラキベント、トラキベントプラス)、トラキフォン、ファーマ人工鼻

シリンジ | しりんじ

注射器

浸潤 | しんじゅん

癌細胞や血球(白血球、赤血球など)、脂肪、デンプンなどが細胞や組織、器官などに侵入すること。*医療現場では、癌細胞がまわりに広がっていく時に、使われることが多い。

振戦 | しんせん

意識とは関係なく震えること。

シンチグラム | しんちぐらむ

核医学的検査。体に殆ど影響のない微量の放射線を出す薬を体内に入れて検査する。シンチグラフィで得られた画像のことです。脳血流、骨、心筋、甲状腺、腎などのシンチグラムがあります。

浸透圧比 | しんとうあつひ

生理的食塩水に対する浸透圧の比。末梢静脈からの輸液の浸透圧比の目安は3以下。中心静脈栄養の場合は、4~7

シンチグラフィー | しんちぐらふぃー

「核医学=シンチグラフィー」というイメージがあるが、実際はそうではない。核医学の中でも、取得したデータ(カウント値)を画像化して診断するものを特にシンチグラフィー(scintigraphy)と言う。従って、古典的なレノグラムや甲状腺摂取率測定、インビトロ等はシンチグラフィーとは呼ばない。


スカウト | すかうと

スカウト像(scout view)。CTにおける、スライス位置決め用画像のこと。メーカーによって様々な呼び方があり、スキャノグラムと言ったりもする。

スカワイ | すかわい

terben(ステルベン)ドイツ語からの略。業界用語。院内では「ステった」「ステる」などと呼ばれる。患者さんが亡くなること

ストマックチューブ | すとまっくちゅーぶ

Stomach Tube 英語。胃管

スパイナル針 | すぱいなるばり

腰椎麻酔や硬膜外麻酔などに使用される針。外筒(外針)と内筒(内針)がある。

スポルディングの器具分類 | すぽるてぃんぐのきぐぶんるい

医療器具の滅菌や消毒方法の判断基準。医療器具を使用する際の感染のリスクが基準。クリティカル、セミクリティカル、ノンクリティカルに分類されます。

スリーエー | すりーえー

腹部大動脈瘤(AAA:abdominal aortic aneurysmの略)。アルファベットの”A”が3つ並ぶことからこう呼ばれる。(=トリプルエー)

スループット | するーぷっと

(患者の)”回転”(throughput)回転と言ってもぐるぐる回ることではなく、”回転率”ということである。「スループットが良い」とは、単位時間内に行える件数が多い、という意味である。(例)マルチスライスCTは撮影時間が短いので、スループットが良い。


生検 | せいけん

①生検(生体組織検査biopsyの略):患者の組織を採取して病理学的に検査する方法。通常は「せいけん」というとこちらを指す。②精検(精密検査の略)精査ともいう。←→スクリーニング(使い分け)

生理的食塩水 | せりてきしょくえんすい

言うまでもないと思うが、人体の体液と等張な0.9%NaCl水溶液である。医療現場で非常によく用いられる。

咳喘息 | せきぜんそく

咳が何週間も続く咳。ゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴や呼吸困難。発熱を伴わず、痰も殆どないのが特徴。普通の咳止めは効かず、ステロイド薬の吸入がよく効く。

セミクリティカル器具 | せみくりてぃかるきぐ

正常な粘膜には接触しても、血管や無菌組織には触れない器具。例:内視鏡、気管内チューブ、経鼻カテーテルなど。参照 ⇒ クリティカル ノンクリティカル

セミファーラー位 | せみふぁーらーい

上半身の角度がベッドなどから15度~30度拳上した姿勢


挿管 | そうかん

気道を確実に確保して、肺に空気を送る為に、気管内に口又は鼻から管を挿入すること。


た行の看護用語

体位ドレナージ | 体位変換 | ダイエタリーファイバー | ダイエット | ダイエティシャン | 耐性 | タイム・フリー | ダウンズシンドローム | タキカーディア | ダクト | ターゲス | ターゲット | タッピング | タップ | ターナーズシンドローム | ダブルチェック | ダブルルーメン | タブレット | ターミナル | ターミナルケア | ターミネーション | タラソテラピー | 弾性ストッキング | ダンピングシンドローム | 胆汁 | タンポナーデ | タンポン | ダンポウ | チアノーゼ | 致死量 | チュアブル錠 | 中心静脈圧 | 虫垂炎 | 直腸診 | ツッカー | ツベルクリン反応 | 剃毛 | DM | ディスポ | ディメンツ | 摘便 | デルマ | 頭蓋内圧 | 瞳孔反応 | 橈骨動脈 | 吐血 | 床ずれ | トラキベント | 呑気症 | ドレナージ排液法 | 頓服 | トンボ


体位ドレナージ | たいいどれなーじ

重力を利用して水が高いところから低いほうヘ流れるように、さまざまな体位をとることによって、効率よく痰を排出させる方法。

体位変換 | たいいへんかん

身体の位置を変えること。体交と略してます。

ダイエタリーファイバー | たいえたりーふぁいばー

食物繊維

ダイエット | だいえっと

常食、規定食、減食(減量・病気治療のための食事)、食事療法。

ダイエティシャン | だいえてぃしゃん

栄養士。食事療法の専門家。

耐性 | たいせい

一定の薬物に対する抵抗力のこと。

タイム・フリー | たいむふりー

時間不定。手術(検査)の開始時聞が不定の場合、手術室からの呼び出しがかかること。

ダウンズシンドローム | だうんずしんどろーむ

ダウン症候群。第21番目の染色体異常による精神発達遅滞や特異な顔貌を伴う症候群。

タキカーディア | たきかーでぃあ

頻脈。

ダクト | だくと

導管。管。

ターゲス | たーげす

血糖値目内変動。各食前、各食後2時間、寝る前に血糖値を測定する検査。

ターゲット | たーげっと

標的。

タッピング | たっぴんぐ

排痰法のひとつで、指先をそろえ、手のひらを軽くくぽませてカップ状にし、胸を軽くたたく。

タップ | たっぷ

穿刺。(tap)

ターナーズシンドローム | たーなーずしんどろーむ

性染色体がxoを基本とする染色体異常で、第二次性徴が欠如する症候群。

ダブルチェック | だぶるちぇっく

投薬、処置などをナース、ドクター2人で確認すること。

ダブルルーメン | だぶるるーめん

内腔が二重になった管。

タブレット | たぶれっと

錠剤。

ターミナル | たーみなる

終末期のこと。

ターミナルケア | たーみなるけあ

終末期の患者に対する肉体および精神面のケア。

ターミネーション | たーみねーしょん

産科的早産。

タラソテラピー | たらそてらぴー

海水を利用する健康法。

弾性ストッキング | だんせいすとっきんぐ

海下肢を圧迫することによって静脈のうっ血や逆流を防ごうとする医療用のストッキング。(elastic stockings)

ダンピングシンドローム | だんぴんぐしんどろーむ

上部消化管切除後の患者に食後見られる症候群。悪心、嘔吐、発汗、動悸などの症状を特徴とする。

胆汁 | たんじゅう

肝細胞で作成され、肝管を通り胆嚢に集められ、総胆管を通って十二指腸に排泄される消化液のこと。

タンポナーデ | たんぽなーで

タンポン法

タンポン | たんぽん

脱脂綿やガーゼを円筒状または球状にしたもので、消毒液や薬をしみこませ、局所に当てたり挿入したりするのに用いる。綿球。

ダンポウ | だんぽう

弾性包帯。


チアノーゼ | ちあのーぜ

皮膚などが著しく青くなること。酸素が減少して炭酸ガスの増加した血液が、毛細管や静脈を循環する為に生じる現象。

致死量 | ちしりょう

生体を死に至らせる薬物量のこと。

チュアブル錠 | ちゅあぶるじょう

水なしで、噛んで服用できる錠剤。

中心静脈圧 | ちゅうしんじょうみゃくあつ

CVP(CentralVenousPressure)右心房に近い大静脈の圧。

虫垂炎 | ちょうずいえん

いわゆる「盲腸」のこと。英語では「appendicitis」(参考数値)5~10mmH2O(4~8mmHg)

直腸診 | ちょくちょうしん

普通、前立腺や直腸の指先による診察を指す。


ツッカー | つっかー

ブドウ糖。色々な濃度のものがある。5%なら「5プロツッカー」と言う。

ツベルクリン反応 | つべるくりんはんのう

結核菌の過敏状態をテストする方法。ツベルクリンは、一種の結核菌の毒素。それを生食で溶いて、皮内注射して48時間後に判定する。


剃毛 | ていもう

手術部位を清潔にする為に毛を剃る事。

DM | でぃーえむ

糖尿病。ダイアビーティス、ディーエム。

ディスポ | でぃすぽ

使い捨て・ディスポーザブルの略。注射器・手袋・シーツ・カテーテルなど、様々な製品がある。手術室で用いられる物は全てディスポである。最近では特に感染防止の観点から、主に使われるようになってきた。しかし一方では、ゴミの増量、処理法の問題、それからくる医療廃棄物不法投棄等の問題も深刻である。

ディメンツ | でぃめんつ

痴呆のこと。

摘便 | てきべん

状態の悪い患者・自己排便の困難な人に対し行われる屈辱的な看護処置。肛門から手袋をした指を突っ込み、便を掻き出す。(デクビ)

デルマ | でるま

皮膚科


頭蓋内圧 | とうがいないあつ

頭蓋内の圧のこと。英語で「intra cranial pressur」といい、その頭文字を取って「ICP(あいしーぴー)」と呼ばれる。

瞳孔反応 | どうこうはんのう

動眼神経支配と交感神経支配によって、反射的に瞳孔の大きさを調節すること。英語では「pupillayreflex」

橈骨動脈 | とうこつどうみゃく

手の親指側を走る動脈。

吐血 | とけつ

大量の血液を吐くこと。上部消化管出血が原因なことが多い。

床ずれ | とこずれ

褥創(じょくそう):。栄養状態の悪い患者+看護体制の悪い病院の条件で著しくできやすく、その場合は極めて治りにくい。敗血症等の感染症原因創になり、時に死因となりうる創傷。頻繁な体位変換が何よりの予防策である。

トラキベント | とらきべんと

人工鼻ギベック社の商品名としても呼ばれている。主に気管カニューレ(気管切開チューブ)に接続して使用されるもので、吸気時に適度な温度と湿気を与えることができる。

呑気症 | どんきしょう

空気を多く呑み込んで起こる不快な症状。喉や食道の異物感や腹部の膨満感やげっぷなどの症状がでます。精神的ストレスや神経症、うつ状態の人になりやすい。

ドレナージ排液法 | どれなーじはいえきほう

排液管は「ドレーン」と言う。手術後、体内の浸出液などを排出させる為、術部内にドレーンを留置することが多い。

頓服 | とんぷく

症状が出た時に服用する薬。痛み止めや、発熱時などに処方されることが多い。

トンボ | とんぼ

点滴に用いられる翼状針。針に翼が付いている為穿刺しやすく、短時間の点滴に適している。


な行の看護用語

ナースセンター | ナチュラル・コース | 流す | 二次救急 | 抜く | ネーベン | ノンクリティカル器具


ナースセンター | なーすせんたー

潜在看護師の再就職の支援や、看護職を目指している人たちの相談や情報提供などを通して、看護職の定着に力を入れている。知事の指定を受けている「都道府県ナースセンター」と、厚生労働省の指定を受けている「中央ナースセンター」がある。

ナチュラル・コース | なちゅらるこーす

自然死。尊厳死。積極的な延命治療を行わないこと。

流す | ながす

自動現像機(CR読み取り装置)にフィルム(カセッテ)を入れること。現場では「これ流しといてー」などと使われる。


二次救急 | にじきゅうきゅう

入院を必要とする重症患者 ⇒ 一次救急(いちじきゅうきゅう)


抜く | ぬく

(1)関節腔が最も広く見えるように撮影すること。関節の側面像ではきちんと関節腔が”抜け”ていることが重要である。(2)(障害となる)陰影が、読影上障害にならないような位置にくるように撮影すること。(例)胸骨を肺野にぬく。


ネーベン | ねーべん

研修医のこと。日本独自の隠語。業界用語。


ノンクリティカル器具 | のんくりてぃかるきぐ

正常な皮膚と接触又は、全く触れない器具。例: 尿器、便器、血圧計のカフ、聴診器、心電図計の導入子 松葉杖 ベッドサイドテーブル、ベッドのてすり、など


は行の看護用語

バイオプシー | 徘徊 | 敗血症 | バイタルサイン | 麦粒腫 | バッカル錠 | 白血球 | 抜管 | パルスオキシメーター | 皮下埋込式リザーバ | 皮下注射 | PICC | PT | BBT | ファーラー位 | 風疹 | フォーカスチャーティング | フォーリーラブカテーテル | 副作用 | プラセボ | フラッシュ | プンク | 吻合 | ペグ | ヘパリン | 房室ブロック | 放射線療法 | ボディメカニクス


バイオプシー | ばいおぷしー

生検(せいけん)。体の組織や臓器の一部を採取して検査すること。

徘徊 | はいかい

歩き回ること。目的なくあたりを歩き回ったり、幻覚や妄想にせきたてられて歩き回る事もある。

敗血症 | はいけつしょう

炎症原因である細菌が持続的に、または間欠的に血液中に入って重篤な全身症状を起こす状態。病原菌で一番多いのがブドウ球菌。英語では「sepsis」「septicemia」

バイタルサイン | ばいたるさいん

生命の徴候。体温や呼吸、血圧、脈拍がこれに相当します。「バイタル」と言っています。

麦粒腫 | ばくりゅうしゅ

めばちこのこと。

バッカル錠 | ばっかるじょう

臼歯と頬の粘膜の間に含ませて、唾液でゆっくり溶かして、口腔の粘膜から吸収させる薬。内服薬では効果が著しく減弱する薬。内服薬の場合は、肝臓の代謝を受けるため、薬効が薄れる場合がある。

白血球 | はっけっきゅう

骨髄の中にある造血組織から作られる骨髄性の細胞のこと。英語では「Whitebloodcell」「leukemia」

抜管 | ばっかん

体内に挿入された管を抜くこと。気管内に挿管された気管内チューブを抜くこと。

パルスオキシメーター | ぱるすおきしめーたー

脈拍数と経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定する医療機器。誤差要因:爪のマニキュア不整脈体動循環障害など。


皮下埋込式リザーバ | ひかしきうめこみしきりざーばー

皮下に埋め込まれたポート。静脈や動脈に挿入した留置カテーテルの先に接続された器具。リザーバー(ポート)に特殊な針(ヒューバー針)を刺して、薬液を注入する。

皮下注射 | ひかちゅうしゃ

少量の薬液を皮下に注射すること。英語では「subcutaneusinjection」

PICC | ぴっく

ピック(PICC)PeripherallyInsertedCentralCatheter。末梢の静脈(尺側皮静脈、橈側皮静脈、肘正中皮静脈など)からカテーテルを挿入して、中心静脈(上大静脈)に留置する時に使用されるカテーテル。挿入時の安全性が高い。

PT | ぴーてぃー

理学療法士のこと。「physicaltherapy」の略

BBT | びーびーてぃー

「基礎体温」の略。「basilbodytemperture」が正式名称。


ファーラー位 | ふぁーらーい

半坐位。上半身を45度拳上する姿勢。参照⇒セミファーラー位、起坐位。

風疹 | ふうしん

3日はしかのこと。潜伏期間は20日。

フォーカスチャーティング | ふぉーかすちゃーてぃんぐ

患者さんの経過記録(看護記録)の記載方法の一つ。順を追って系統的に記録する方法。

フォーリーラブカテーテル | ふぉーりーらぶかてーてる

商品名。膀胱内に留置する尿カテーテル。

副作用 | ふくさよう

疾患の治療の目的にそわない薬の作用のこと。

プラセボ | ぷらせぼ

偽薬のこと。

フラッシュ | ふらっしゅ

点滴などのルートの側管から注射器を使用して生食などを注入すること。目的は、ルート内に残った薬液などを血管内に注入する為。ルート内の状態を確かめたりする際に実施される場合も。

プンク | ぷんく

puncture。穿刺。注射針などで組織を刺すこと。

吻合 | ふんごう

血管、あるいは神経を互いに連絡すること。


ペグ | ぺぐ

PEG(経皮内視鏡的胃瘻造設術)のこと。

ヘパリン | ぺぱりん

血液凝固阻止物質。プロトロンビンが変化してトロンビンになるのを阻止する。それを生かして静脈留置針を入れてる患者に「ヘパリン」を注入することを「ヘパロック」という。


房室ブロック | ぼうしつぶろっく

心房と心室間の興奮伝導障害のこと。

放射線療法 | ほうしゃせんちりょう

手術、抗がん剤治療に並ぶ、癌(がん)に対する主要な治療法の一つ。がんの治療に使われている放射線は、X線、γ線、電子線が主。

ボディメカニクス | ぼでぃめかにくす

身体の骨格や筋、内蔵など、各系統間の力学的相互関係。または力学的相互関係を活用した介護技術のこと。


ま行の看護用語

マクロアグリゲート | マイクロアグリゲート | 埋伏歯 | まだらボケ | マッキントッシュ | 満月様顔貌 | 満床 | マンシェット | マンマ | マーカー | マーキング | マーゲン | マーゲンゾンデ |
ミエログラフィー | ミニトラック | 味覚障害 | ミルキング | 脈圧 | 脈拍 | 眠剤 | 無影灯 | 無気肺 | 無呼吸 | ムンテラ | メイラード反応 | メディカルコントロール | メニエール病 |
メンタルヘルス | 申し送り | 沐浴 | 持ち患 | モニター | モルヒネ


マクロアグリゲート | まくろあぐりげーと

大凝集塊主に輸血パック内に見られる。輸血セットを詰まらせる主な原因輸血セットに取り付ける前に、輸血パック内の血液をよく混和する。

マイクロアグリゲート | まいくろあぐりげーと

微小凝集塊輸血時はフィルターで除去される。

埋伏歯 | まいふくし

歯肉の中に埋まっている歯の事。親知らずなどが代表的。

まだらボケ | まだらぼけ

脳血管性認知症の特徴で、記憶の障害が重度の割には判断力や理解力が比較的保たれている事。

マッキントッシュ | まっきんとっしゅ

喉頭鏡

満月様顔貌 | まんげつようがんぼう

副腎皮質ホルモンというものを過剰投与した時に見られる症状。

満床 | まんしょう

病院のベッドが満員状態のこと。

マンシェット | まんしぇっと

血圧計の圧迫帯のこと。

マンマ | まんま

乳癌のこと。

マーカー | まーかー

腫瘍マーカーのこと。

マーキング | まーきんぐ

ストーマ増設位置を決めること。

マーゲン | まーげん

ドイツ語で「胃」のこと。

マーゲンゾンデ | まーげんぞんて

ドイツ語で「胃管」の事。


ミエログラフィー | みえろぐらふぃー

脊髄造影法のこと。腰椎、もしくは頸椎から造影剤を脊髄腔内に注入し、X線でその拡散の様子を透視・撮影する。

ミニトラック | みにとらっく

経皮的気管切開輪状甲状間膜穿刺気管(喉)に5mm程の穴を開けて、10cm程のチューブを気管内に入れる方法。この場合は、通常の気管カニューレとは違い、カフが付いていない。適応は、緊急時に応急処置として実施される。通常の気管切開では間に合わない場合や、気管内挿管が困難な場合など)痰が多くて自力で痰を出せない方など。飲食は可能。

味覚障害 | みかくしょうがい

味覚に異常が起こる事。味がしなかったり、異なった味に感じる(全て苦く感じる)症状も含まれる。

ミルキング | みるきんぐ

ドレーンの詰まりを防ぐために、指やローラー鉗子でチューブをしごくこと。

脈圧 | みゃくあつ

収縮期血圧(最大血圧)と弛緩期血圧(最小血圧)の差。

脈拍 | みゃくはく

一定の時間内(通常は1分間)に心臓が拍動する回数。心臓が血液を送り出す際に動脈に生じる、脈拍の回数を数えると脈拍数を計ることができる。

眠剤 | みんざい

睡眠薬のこと。


無影灯 | むえいとう

主に手術室などで用いられる、円状の照明のこと。

無気肺 | むえいとう

呼吸器外科手術に伴う合併症として発症する呼吸器疾患。気管支の内部に、外的要因による出血により進入した血液や、気管・気管支内にある線毛が機能しないことにより貯留した異物などが原因となり、外気が入らず、肺の一部が虚脱した状態にあること。胸部X線像では白く、境界が鮮明な陰影として写る。

無呼吸 | むこきゅう

呼吸がないこと。英語では「apnea」

ムンテラ | むんてら

病状説明。


メイラード反応 | めいらーどはんのう

還元糖(ブドウ糖)とアミノ酸を加熱した時に、褐色物質(メラノイジン)を生み出す反応のこと。

メディカルコントロール | めでぃかるこんとろーる

救急現場で救急隊員が患者に対して行う応急措置等の内容を医学的観点から保証すること。

メニエール病 | めにえーるびょう

激しい回転性のめまいと難聴・耳鳴り・耳閉感の4症状が同時に重なる症状を繰り返す内耳の疾患。吐き下や嘔吐が起こる場合もあり、数時間でおさまる。

メンタルヘルス | めんたるへるす

心の健康。どんな状態でも前向きで、明るく自信をもって自分の力を発揮する事。


申し送り | もうしおくり

看護婦間の業務引継ぎのこと。

沐浴 | もくよく

新生児の清拭のこと。

持ち患 | もちかん

受け持ち患者の事。

モニター | もにたー

測定器のこと。看護師のいうモニターというのは、大半は「心電図モニター」のことを指す。

モルヒネ | もるひね

鎮痛性の麻薬のこと。


や行の看護用語

薬疹 | 夜盲症 | 夕暮れ症候群 | 輸液 | 予後 | 溶血 | 腰椎穿刺


薬疹 | やくしん

体内にはいった内服薬・注射薬・ワクチンなどなどが皮膚に作用してできる発疹のこと。

夜盲症 | やもうしょう

鳥目のこと。光覚の低下や暗順応の遅延がみられる。緑内障などにも見られる事あり。

夕暮れ症候群 | ゆうぐれしょうこうぐん

認知症に見られる有名な症状の一つ。夕刻の決まった時間になると、昔を思い出すなどし、徘徊などの行動を起こす事。

輸液 | ゆえき

「点滴」のこと。口から物が入らない場合に生理食塩水やリンゲル液を静脈内に注入すること。出血に対する救急処置として一時的に血圧をあげる目的で、輸血の代用として使われることもある。

予後 | よご

病気の結果や経過をあらかじめ予想する事。

溶血 | ようけつ

赤血球を血液の浸透圧より低い液に入れると、水分が血球の中に引き込まれ、ヘモグロビンが赤血球を破って外へ出てくる現象。

腰椎穿刺 | ようついせんし

腰椎関腔というところに針を刺して、脊髄液をとったり薬を入れたりすること。英語で「lumbarpuncture」


ら行の看護用語

ラウンド | ラド | ラプチャー | 離床 | リーク | 離脱 | ルンゲ | レセプト | レベル | レート


ラウンド | らうんど

巡視。回診。

ラド | らど

放射線治療。

ラプチャー | らぷちゃー

破裂。


離床 | りしょう

臥床安静の患者がベッドから起きて歩くこと。

リーク | りーく

人工呼吸器や輸液などの回路からの漏れ。

離脱 | りだつ

人工呼吸による呼吸から抜け出すことを指す。


ルンゲ | るんげ

肺のこと。


レセプト | れせぷと

一般的に「診療報酬請求明細書」のことを指すが、本来は処方箋のこと。

レベル | れべる

意識レベルのこと。

レート | れーと

ハートレートの略。心拍(数)。


わ行の看護用語

ワイセ | ワンショット


ワイセ | わいせ

ドイツ語で「白血球」のこと。

ワンショット | わんしょっと

少量の薬剤を1回で静脈注射すること。


アルファベットの看護用語

abd | AD | AX-P | ~blastoma | CPA | DC | DM | ~ectomy | ENT | Hp. | HT | IVH | NBC災害 | n.p. | Ns. | p/o | Pt. | QQ | ~R | Rp. | S | SCC | susp | ~T | Tbc | th. | ~tis | w.n.l.


abd |

腹部(abdomenの略)

アルツハイマー病(Alzheimer’s diseaseの略)なお、ATD,DAT,SDATという語もよく用いられるが、基本的に同義。ただしSDATの”S”は「老年性senile」のことなので、「若年性」のときは使えない。ADT:Alzheimer type dementia DAT:dementia of Alzheimer type SDAT:senile dementia of Alzheimer type

AX-P |

腹部X-P(abdomen X-P)

~blastoma |

「~芽細胞腫」を表す接尾辞 (例)neuroblastoma:神経芽細胞腫 hepatoblastoma:肝芽細胞腫 retinoblastoma:網膜芽細胞腫

CPA |

①(cardiopulmonary arrestの略)心肺停止状態。ちなみに心肺蘇生のことをCPR(cardiopulmonary reuscitation)という。 ②(cerebellopontine angleの略)小脳橋角その名の通り、小脳cerebellumと橋ponsがなす角の部分である。聴神経腫瘍acoustic neuromaの好発部位(内耳道~CPAにかけて)であり、臨床的に重要。

DC |

①(direct currentの略)直流 ②(DCショックの略)電気的除細動

DM |

糖尿病(diabetes mellitusの略)

~ectomy |

「~切除術・摘出術」を表す接尾辞 ちなみに~tomyは「~(切開)術」を示す接尾辞である。(例)ポリープ切除術:polypectomy 胃切除術:gastrectomy

ENT |

退院(ドイツ語Entlassenの略)

Hp. |

病院(hospitalの略)

HT |

高血圧(hypertensionの略)

IVH |

経中心静脈高カロリー輸液(intravenous hyperalimentationの略)食事を経口摂取できない場合などにおいて、末梢静脈からの点滴では十分な栄養が供給できない。そこで直接体幹部の静脈(通常は鎖骨下静脈)に入れることで、より高カロリーな栄養を供給できるようにした手法。透視下で挿入することもある。IVHの液は、終了する前に交換しなくてはならない(液が尽きて管を詰まらせてしまうと、再挿入しなくてはならない)ので注意が必要である。

NBC災害 |

核・生物・化学災害(N:nuclear B:biological C:chemical)

n.p. |

異常(所見)なし(nothing particularの略)

Ns. |

看護師(nurseの略)なお、”NS”になると「ナースステーション」を表す。

p/o |

術後(post operative stateの略)

Pt. |

患者(patientの略)

QQ |

救急 (例)QQ車、QQ外来

~R |

(ドイツ語Richtungの略)~方向(例)腰椎4R(腰椎4方向撮影)

Rp. |

処方(recipeの略)

S |

統合失調症(schizophreniaの略)以前「精神分裂病」と言われていた疾患である。現在はこの「統合失調症」に名称変更されている。

SCC |

扁平上皮癌(squamous cell carcinomaの略)なお、小細胞癌small cell carcinomaも省略するとSCCとなるが、通常は扁平上皮癌の方を指す。

susp |

「疑い」の意(suspectedの略)(例)胃潰瘍疑い:gastric ulcer susp.

~T |

~錠(tabletsの略) 錠剤を処方する際用いられる。(例)ボルタレン15T

Tbc |

結核(tuberculosisの略) (例)肺結核:pulmonary tuberculosis

th. |

治療(therapyの略)”treatment”ともいう。ちなみにtが大文字になる(Th.)と、「胸椎(thoracic spine)」の意になる。(例)Th4:第4胸椎

~tis |

「~炎」を表す接尾辞 (例)胃炎:gastritis 肝炎:hepatitis 肺炎:pneumonitis なお肺炎については、細菌等によって起こる一般的な肺炎をpneumoniaといい、それ以外のものをpneumonitisという。

w.n.l. |

正常範囲内(within normal levelの略)