キャリアアップ を考えている看護師さんは多いのではないでしょうか。
ある程度看護師としてのキャリアを積むと、「仕事の幅を広げたい」、「給与をアップさせたい」、「もっと専門的な知識を身につけたい」などキャリアアップを望むこともあるのではないでしょうか。
今回は看護師資格を活かせるキャリアをご紹介します。
キャリアアップ
キャリアアップと一言に言っても、何をもって指すかは人それぞれ違います。
今回は3つのタイプから見ていきましょう。
安定した勤務形態で働きたい/男女のバランスの良い職場で働きたい
このタイプの方には、産業看護師がおすすめです。
産業看護師とは、企業で働く看護師のこと。
業務の幅は、社員の健康指導から病気・怪我の処置までと幅広く、最近ではメンタルヘルスケアの役割も出てきているようです。
企業によって求められる技術は違ってくるので、あらかじめチェックしておくとよいでしょう。
企業の保健室のようなものだとイメージしてください。夜勤はなく、基本的に土日もお休みすることができます。
ただし、求人数が非常に少ない上に、公開求人で募集しているところはほとんどありません。
転職サイトに登録するなどして、非公開求人の中から探してみてください。
必要資格
日本産業衛生学会の規定する「産業看護基礎コース」課程を修了すること。
仕事の幅を広げたい
このタイプの方には、助産師や保健師がおすすめです。
助産師は子どもを好きな方にとってはやりがいのある職業となるでしょう。
また、保健師は病気予防や健康指導を主に行います。
そのため、保健師の場合は、夜勤や残業はほとんどないと考えてよいでしょう。
女性のライフステージにも柔軟に対応できます。
逆に助産師は、出産のタイミングは調節できないため、どうしても時間外出勤を伴うようです。
勤務条件はそれぞれですが、看護師の経験や知識を活かしてより広い仕事をするならぴったりの職業ですね。
また、両者とも社会的ニーズは非常に高いと言われています。
これからの社会でますます必要とされるでしょう。
必要資格
助産師の場合、看護師国家試験＋助産師国家試験
保健師の場合、看護師国家試験＋保健師国家試験
看護をもっと極めたい
このタイプの方は、認定看護師を目指してみてはいかがでしょうか。
認定看護師とは、ある特定の看護分野で熟練した知識や技術を通して、レベルの高い看護を実践する看護師のことです。
患者さんや患者さんの家族、医療関係者を巻き込んだ看護ケアや、看護師への指導・コンサルティングの役割が求められています。
より看護師としてレベルアップしたい場合、自分の専門分野を持ちたい場合にはぴったりの職業です。
必要資格
看護師国家試験→実務研修5年以上→6ヶ月の認定看護師教育課程修了→認定審査
今回は3タイプに分けてご紹介しましたが、他にも看護師の経験や資格が活かせる職業はたくさんあります。
ぜひ自分の希望に合ったものを見つけてくださいね！
キャリアアップの際に職場を変えることがしばしば必要になる場合があります。
看護師向け転職サイトを利用することで自分の目指したいキャリアを実現できる転職先を効率よく見つけることができるため、転職に明確な目的意識のある看護師さんには転職サイトの利用がおすすめです◎