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看護師の年収を徹底比較!【転職を考えているナース必見】

看護師の年収は一般的に「高い」と言われていますが、「高い」といっても業種、地域、年齢、勤務体系、資格によっては大きな差があります。
この記事では、これらの項目の平均年収を比べていきます。

看護師の年収

現時点で働いている病院やクリニックでの年収が、仕事環境・内容を考慮した上で他の地域や職場と比べてどうなのかをみてください。
あなたの年収は平均と比べて高いですか?安いですか?

勤務先別の平均年収比較


まずは、勤務先別でみた看護師の平均年収です。
ここでは主な勤務先を一般病院、大学病院、国立病院、クリニック、福祉、企業に分類します。
これらの勤務先で働く看護師の平均年収とその違いを見てみましょう。
また、ずっと同じ勤務先で定年まで働くとして、生涯年収はいくらになるのでしょうか。

順位 勤務先 平均年収 生涯年収 時給換算
1位 企業 473万円 1億7501万円 2464円
2位 クリニック 432万円 1億5994万円 2251円
3位 一般病院 430万円 1億5910万円 2240円
4位 大学病院 426万円 1億5788万円 2222円
5位 福祉(介護/保育) 419万円 1億5516万円 2184円
6位 国立病院 387万円 1億4319万円 2016円


年収が高いことは非常に魅力的ですが、それだけで勤務先を選ぶのは良くありません。
年収が高いということは、その分多くの仕事を任される、雑用などが多く看護師としての仕事ができない可能性もあります。
環境が合っているのか、待遇はどうなのか、細かい情報をしっかり得ることも大切です。

地域別の平均年収比較


次は、地域別の平均年収です。
自分が住んでいる地域や働いている地域の平均年収がいくらなのか、他の地域の病院はどれくらいなのか。
地域ごとの違いを確認してみましょう。

順位 地域 平均年収 生涯年収 時給換算
1位 関東 501万円 1億8560万円 2613円
2位 近畿 499万円 1億8480万円 2601円
3位 中部 493万円 1億8262万円 2571円
4位 四国 457万円 1億6919万円 2382円
5位 東北 450万円 1億6660万円 2345円
6位 北海道 441万円 1億6347万円 2301円
7位 九州・沖縄 420万円 1億5567万円 2191円
8位 中国 389万円 1億4423万円 2030円
9位 北陸 379万円 1億4045万円 1977円


地方の病院と都内の病院では、設備やその病院へ行くまでの手段が大きく異なってきます。
都内の病院では多くの最新の設備が整っており、看護師への負担も少ないですが、地方の病院だと設備が不十分のために看護師への負担が大きいうえに給料も少ないということもあり得ます。
地方の病院では看護師への負担は大きいですが、ひとりひとりの患者さんを細かく面倒を見ることができるので「やりがい」を求める人にとってはいい環境なのかもしれません。

勤務体系別の平均年収比較


次に、勤務体系別の年収の比較になります。
常勤、派遣勤務や日勤のみの勤務のそれぞれの場合で、どのような違いがあるのでしょうか。
夜勤対応可能であれば雇用条件が良い、というのが常識ですが、本当にそうなのでしょうか。

順位 勤務体系 平均年収 生涯年収 時給換算
1位 常勤 480万円 1億7772万円 2502円
2位 派遣 429万円 1億5873万円 2234円
3位 日勤のみ 415万円 1億5388万円 2166円


看護師を雇用する側としては、人が足りない時間を埋められる人には高い条件を出しているのだと考えられます。
夜勤対応をすることで格段に収入は上がりそうですが、やはり楽なものではないので、悩みどころですね。

資格別の平均年収比較


ここでは、保有資格別に平均年収を比較します。
持っている資格の違いによって、年収が大きく変わることがあります。
どれほどの違いがあるのかを見てみましょう。

順位 資格 平均年収 生涯年収 時給換算
1位 助産師 531万円 1億9666万6470円 2768円
2位 正看護師 483万円 1億7898万729円 2519円
3位 准看護師 428万円 1億5846万4229円 2231円
4位 保健師 414万円 1億5350万642万円 2161円


正看護師と准看護師の平均年収の差は大きいですが、実際に現場に立ってみれば、患者さんからは同じと見られがちです。
現場での仕事内容が大きく変わっているわけではなのなら、正看護師資格を取得してしまう方が良いのかもしれませんね。
一方で、助産師になるには、1年間助産師学校に通う必要があり、入学試験も難しく、学費も150万円ほどかかります。その分、平均年収が高くなっています。
また、保健師には病院勤務の場合と、保健所などに市町村役員として勤務場合があります。
保健師は、勤務先によって年収の差が大きく出るため、勤務先選びは慎重に行った方がよいでしょう。

年齢別の平均年収比較


最後に、年齢別に平均年収と、時給換算額を見てみましょう。
一般的には、キャリアを重ねることで平均年収は伸びていくと思われていますが、看護師の場合はどうなのでしょうか。

年齢層 平均年収 時給換算
20~29歳 405万円 1853円
30~39歳 459万円 2040円
40~49歳 503万円 2256円
50~59歳 499万円 2244円
60~69歳 403万円 1833円
70歳~ 550万円 2538円


働き始めの20代の年収は、その他の職業と同様低めの傾向がありますが、経験を積んだ30代から50代になると、年収は伸びていく傾向があります。
年齢が上がるごとに年収が上がるなら、時間をかけて新たな資格を取り、より年収UPを目指すのも悪くないかもしれませんね!!

看護師の悩みである給与の上げ方がある!?


「看護師は年収が高い」とよく言われているということはこの記事の最初に述べました。
しかし、働き始めの年収が高くても看護師の年収は上がりにくいようです。
では、給料を上げるにはどのような方法があるのでしょうか。
いくつか方法があるので一つ一つ確認してみましょう。

資格を取得する!

「看護師」の中でも資格を持っている人と何も資格を持っていいない看護師ではやはり病院に貢献できることが変わってきます。
資格には正看護師、認定看護師、専門看護師などが存在します。
これらの資格を取得することで、何も持っていない看護師に比べればかなり違いが出てきます。
日本看護協会の定める認定看護師の資格は21の分野に分かれています。
これらの資格の中から1つでも多くの資格を取得し、病院のニーズに応えることで給料がアップすることを期待できるのではないでしょうか。

同じ職場で長く働き続ける!

病院によっては年功序列式で長く続ければ、少しずつ年収も増えていくところもあります。
大きな病院では長く続けることで、出来る仕事も増え役職に任命されることも少なくないでしょう。
役職手当などが出れば年収アップの悩みも解決に近づくはずです。
逆に、病院によっては長く働き続けてもほぼ年収が上がらないというところあるそうです。
そうならないためにも、就職、転職するときはそこの病院がどのような制度をとっているのかなどは注意しておく必要があるでしょう。

転職サイトを利用して自分に合った職場と条件を見つける!

転職の一番のメリットは、即効性にあります。
今現在働いている病院の年収と転職先の年収が100万円近く違っているというケースも少なくないようです。
現在働いている病院の給料があまりにも低いと感じる場合には給料面の待遇の良い病院に転職するのも一つの手です。

このような理由から転職を考える際は、事前に転職先の病院の待遇、条件を細部まで調べておくことが重要です。しかし自力で病院の詳細情報を調べるのは難しい上に、かなりの時間がかかります。看護師向け転職サイトではベテランのキャリアコンサルタントが自分の希望に合う病院の提案はもちろん内部事情にいたるまで詳細に伝えてくれるので、確かな情報を手に入れた上で安心して転職活動を行うことができます。

看護師さんの転職についてはこちらの記事も参考にしてみてください。