看護師なう

看護師の残業時間

看護師の残業時間 はどれぐらいなのでしょうか。
看護師は人命に関わる仕事であるがゆえに、労働環境においては融通もききにくく、過酷な労働環境を想像する方も多いと思います。
今回は看護師の労働時間や残業について見ていきましょう。

看護師の残業時間

看護師の平均労働時間は23.4時間と言われていますが、これは残業のほとんどない老人ホームや企業内看護師の平均も含まれています。
病院やクリニックで勤務する看護師のうち約20%が30時間の残業、4%は60時間以上の残業をしているとの調査結果もあるため、看護師の労働環境は厳しいということがお分かりいただけるでしょう。
ちなみに労働基準法では残業時間は40時間までと規定されています。
これを超えての残業は法廷時間外労働とカウントされますが、ここに対しての残業代がきちんと支払われないことも多いようです。

残業時間増大によるリスク

看護師不足も叫ばれている今、彼女たちの労働に対する負担はどんどん大きくなっています。

上の図をご覧ください。
看護師労働に対して疲労を感じているほど、医療事故に対するリスクが高まっていることが分かります。
残業時間の長さは、看護師自身の健康だけでなく仕事のクオリティにも大きく影響するといえるでしょう。
また、医療現場でのミスは訴訟問題となりかねないため、看護師の労働時間に対する問題に対して何らかの策を講じていく必要がありそうです。

残業の多い科・少ない科

一般的に緊急外来の多い科は、時間外の診療を行うため労働時間が長くなる傾向があります。
たとえば緊急外来や脳神経外科、循環器内科などはそれにあたるでしょう。
対照的に、精神科や美容外科は残業がすくない傾向にあるようです。
しかしこれらは、他の科に比べ汎用性のあるスキルをつけにくい、給与が安いといったデメリットもあります。

労働時間改善に向けて

以上のように看護師の残業や労働時間について概観してきましたが、根本的には病院との給与交渉や転職が一番の近道かもしれません。
自分の生活スタイルを考慮しながら働きやすい体制の整った病院選びができるといいですね。

転職サイトの有効活用

転職を検討している看護師さんには、転職サイトの利用がおすすめです。
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