求人情報 から2交代制・3交代制の勤務体系を比較!
それぞれの働き方のメリットとデメリットやキャリアパスをまとめました。
目次
求人情報
同じ職場、業務で働いていても待遇が違うこともある?
それぞれ実際に募集が行われている求人情報から情報を収集したリアルな比較です。
2交代制
2交代制とは病棟で勤務する看護師のシフトの一つです。
日勤と夜勤の二つのシフトに分けられ、病院により少し異なりますが、日勤は朝8時半から17時半まで働きます。
夜勤は、16時半から翌朝の9時半ごろまで働くことが多いです。
2交代制で働くことのメリット
- 夜勤の回数が少なくなる
- 2交代に慣れておくと転職で有利
- 夜勤手当が多い
一回の夜勤時間は長いのですが、1ヶ月トータルで見た夜勤の回数は少なくなります。
また夜勤が連続することも少ないので、身体の疲労も少なくなります。
最近は3交代の病院よりも人員が少なくても夜勤を回せる2交代制が増えています。
そのために転職を考えた時に、2交代制の多さに驚くはずです。
3交代制から2交代制へは抵抗感を示す人が多いのですが、2交代制から3交代制への転職に抵抗感を示す人は少ないので、2交代制に慣れておくと転職に有利なのです。
2交代制をすると一回の夜勤手当がよいと感じます。そのために夜勤を希望して行う人もいるほど。そこが大きなメリットでもあります。
2交代制で働くことのデメリット
- 勤務の時間が長い
- 精神的な疲労が多い
- 身体的な疲労が多い
一回の勤務時間は17時間くらいになるために、とにかく勤務時間が長いです。
穏やかな勤務時間だといいのですが、目まぐるしいような勤務であれば、やってもやっても終わらないという勤務になる可能性も。
仮眠時間もありますが、忙しさによっては取れない場合もあるので、勤務時間が長いということはデメリットの一つです。
夜勤の時間帯は、何かあっても医師に連絡をするべきかどうか迷うことが少なくありません。
急変なら迷わず当直医や主治医を呼びますが、様子見で問題ないのか、翌日の朝報告でよいのかと判断に迷うこともあるのです。
夜勤の時間には、主治医もかえってしまうために、連絡をするべきかどうか迷って精神的負担が多いことがデメリットです。
勤務が長く、その間患者のケアやナースコールの対応をしていると本当に疲れがピークになります。
仮眠の時間も必ずしも休めるというわけではないので、身体的な疲労が多いことがデメリットです。
2交代制は3交代制に比べて
- 勤務時間の違い
- 夜勤手当の違い
- 仕事量が違う
3交代制は1日24時間を3つにシフトに分けているので、一回の勤務は休憩をはさんで9時間くらいの拘束になります。
しかし2交代制の場合は、24時間を2つに分けてシフト編成しているので、夜勤が必然的に長くなってしまうのですね。
そのために勤務時間に大きなちがいがあります。
3交代制の準夜勤務では、午後10時以降から勤務終了までしか夜勤手当がつきません。
深夜勤務では、勤務の開始から午前5時までしか夜勤手当がつきません。
その点2交代制は勤務時間が長く、その午後10時から午前5時までをすべてカバーしているので、一回の夜勤手当がよいというちがいがあります。
3交代制の準夜勤務では午後9時ごろに消灯をして患者が就寝することも多いです。
深夜勤務になると勤務開始時は寝ていることがほとんどで朝6時くらいから起き出す人が増えます。
その間に、必要な業務を終わらせておくということが出来ます。忙しい時間が勤務の中で集中しているのですね。
しかし2交代制の場合は、そのすべての時間をカバーしているために、忙しい時間のピークが勤務時間内に何度もあります。
そのために1回の夜勤の仕事量が大きく異なります。
2交代制の勤務はどんな人に向いているの?
- 体調を崩したくない人
- 子育て中の人
夜勤の回数が多いと、それだけ生活のリズムも崩れることがありますし、それに伴って体調を崩すこともあります。
しかし2交代制の場合は、夜勤の終わった後はゆっくり休めますし、翌日も休みとなることが多いので、ゆっくり休めます。
また生活のリズムを取り戻すことが出来るので、体調を崩しにくいです。
2交代制の夜勤回数は3交代に比べ少なくなりますし、夜勤が続かないので子育てをしている人でも比較的取り組みやすいです。
また2交代制を採用している病院の託児所では仕事までに夜間保育に預け、仕事が終了して迎えに行くということも出来ます。
3交代制のように途中で子供を起こして夜間保育から連れて帰るということがないので、子育て中に人に向いています。
3交代制
3交代制とは、一日24時間を3つに分けて看護師がその時間帯に交代で勤務することです。
その3つのシフトは日勤、準夜勤、深夜勤に分けられます。
そのうち日勤は、朝8時半から夕方17時半まで。準夜勤は16時半から夜中の1時半まで。
深夜勤は0時半から9時半までというところが多いです。そして勤務の間には1時間の休憩時間があります。
3交代制で働くことのメリット
- 夜勤の勤務時間が2交代に比べると短い
- 勤務を自分で組み合わせることが出来る
- 仕事以外の時間を有効的に使うことが出来る
夜勤の勤務時間は休憩時間を含めて約9時間です。
2交代制の場合はその倍近くの勤務時間になるために、3交代制では勤務時間が短いことが特徴です。
勤務時間が短いというメリットは、忙しい時間も短い時間だけで済むということです。
例えば、夜勤帯に入院や急変があったとします。
普段の業務だけなら問題ない通常勤務ですが、入院や急変など突発的なことがあれば忙しさは倍増します。
突発的なことがあると、ほかの業務もその影響で段取りが悪くなったり、仕事がうまく回らないということもあります。
しかし3交代の場合は勤務時間を乗り越えたら、必ず交代のスタッフがきますね。
そのために後に長引いてもその時間を何とか乗り切ればいいのです。
これが2交代制の場合だと、長引いていくことにより、長時間仕事に対する影響が大きくなります。
そして交代スタッフが来るまで地獄のような夜勤を過ごさなくてはいけないということもあるのです。
その点で3交代制のメリットは大きいと思われます。
3交代制の場合、自分で勤務希望を出すときに夜勤の組み合わせが出来ます。
例えば、日勤→深夜、深夜→翌日の準夜、または深夜、深夜と続けることも出来ます。
昼間の時間を有効的に使うために勤務を組み合わせることが出来るのは3交代制の大きなメリットです。
勤務時間が短いということは、それだけ疲労も軽くて済むということです。
夜勤の前や後でも自分の時間を何かに費やすことも出来るのですね。
体が疲労していたら、休息を取ることで精いっぱいです。
その点、務時間が短いということは疲労も軽く自分の時間を有効的に使えるというメリットがあります。
3交代制で働くことのデメリット
- 日勤→深夜だと休息が不十分である
- 勤務の間の仮眠がない
- 準夜勤務が多いと夜勤手当が期待できない
夜勤の一回の時間は2交代制に比べると短いのですが、3交代制の日勤→深夜だけはその間の睡眠が短く休息が不十分というデメリットがあります。
日勤終了後に帰宅、ご飯や入浴などを済ませて、仮眠をとり、またすぐに起きて0時半からの深夜勤務に行かなくてはいけません。
そのため仮眠時間が2、3時間ととても短いことがデメリットです。
勤務の間、休憩できるのは食事をとる時だけです。
そのため疲れていても仮眠など取れないということがデメリットです。
労働基準法では夜勤手当がつく時間は、午後10時から午前5時まで。
そのために準夜勤務よりも深夜勤務をした方が夜勤手当を期待できます。
深夜勤務は3交代の中でも一番負担がかかる勤務ですが、それを外して準夜勤務ばかりすると夜勤手当が期待できないデメリットがあります。
3交代制は2交代制に比べて
- 勤務時間の違い
- 仮眠があるかないかが違う
- 夜勤の回数が異なる
3交代制の場合の勤務は休憩時間を含めて拘束時間が約9時間です。
反対に2交代制の場合は、17時間に及びます。
3交代制は食事休憩があるのみです。
しかし2交代制の場合は勤務時間の間に2時間程度仮眠の時間があります。
3交代制の勤務は月に8回以内が基本とされています。
2交代制の場合は、特に決められておらず、労働時間に応じて病院が決めています。
そのために月に2回という人もいれば、4回するという人もいます。
基本的に夜勤は月に72時間以内と決められているので、4回程度の夜勤で抑えられます。
3交代制の勤務はどんな人に向いているの?
- 独身の人に向いている
- 短時間で集中して働きたい人に向いている
- 昼間を有効的に使いたい人に向いている
夜に出かけることも多い3交代。
結婚をすると配偶者が夜勤を快く思わないこともあるので、自分スタイルで働くことの出来る3交代は独身の人に向いています。
一回の勤務時間が長いより、短時間で集中して働きたいという人に向いています。
また夜勤が好きな人にも2交代の時間が長い夜勤よりも3交代の方が好まれます。
体の疲労も2交代に比べると少し楽なので、昼間の時間を有効的に使うことが出来ます。
仕事もプライベートも充実させたい人に向いています。
求人情報比較・好条件求人探しの近道!
看護師求人情報比較
実際の求人情報から2交代制・3交代制の勤務体系を比較!
それぞれの働き方のメリットとデメリットやキャリアパスをまとめました。
同じ職場、業務で働いていても待遇が違うこともある?
それぞれ実際に募集が行われている求人情報から情報を収集したリアルな比較です。
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