看護師キャリアアップについて

【コラム】認定看護師としてキャリアアップ

新卒から１０年、救命救急センターで勤務していました。日々の業務でさまざまな感染症や感染予防に関わる中で、感染管理の分野に非常に興味を持ちました。

職場である救命救急に直接関係する分野ではなかったのでかなり悩みましたが、職場の後押しもあって認定看護師の道に進むことを決めました。６か月間の研修や試験はかなりのプレッシャーを伴うものでしたが、全てが刺激的で良い学びの体験でした。

認定看護師になったあと、まずはもとの救命救急センターでスタッフの教育や、部署内の啓蒙に努めました。以前も感染リンクナースとして活動していましたが、認定看護師をとることでさらにその活動を充実させられたのが嬉しかったですね。

そしてその後、感染管理対策室の立ち上げがあったので、専従スタッフとしてそちらに異動することが決まりました。主な業務は、感染管理の勉強会の企画・実施と、院内巡視による各部署の感染対策の強化です。最新の感染管理に関わる情報収集や、院外の研修などにも出かけています。

１スタッフとしての看護を極めていくのも良いですが、興味がある分野をとことん突き詰めて認定看護師になったことで、自分の看護の世界がとても広がったと感じています。研修をサポートしてくれた職場に恵まれていたことも幸運でしたね。

【コラム】転職でキャリアアップ！

小児科クリニックで働く、看護師経験４年目です。

３年目までは小児科病棟で働いていましたが、残業がとても多く、心身ともに負担が大きかったので思い切ってクリニックに転職を決断しました。

周囲には「４年目でクリニックは少し早い」と反対されましたが、逆に４年目ならまたその気になれば病棟にも戻れると思い、あえて早めに決断しました。

クリニックでは看護師が自分1人しかいないので、１人で患児全員を把握しなくてはいけません。数人の患児とみっちり関わっていた病棟とは、かなり違ったスキルが求められます。

病棟で経験したことも活かせる反面、外来業務ならではの病気や症状ともたくさん触れることができ、とても勉強になっています。また、看護師１人で責任を全て負っていることで、病棟で働く以上に全体を把握する力が身についています。

クリニックなんて、と自分でも最初は思うところもありましたが、今では小児看護を極めるうえで大事なステップだったと感じています。